

Autumn & winter 2016 Edition
*現在、(*日本語)の表記があるもの以外、英語になります。今後、逐次、英文の日本語訳及び日本語字幕付けをして参ります。
管理されるチベット社会
1950年代に中国により侵略されたチベット。その後、"チベット自治区”となり、今日に至る。だが、「自治」とは名目ばかりで、圧倒的な武力による統治が続いている。圧政に対するチベット人の正当な怒りは既に限界に達し、これまでに約150名もが抗議の焼身自殺を遂げている。自由を求める彼らの願いが叶う日は来るのだろうか・・・
勇気と覚悟
社会が黙視、座視する重要な課題に真剣に立ち向かうとは、何を意味するのか。2014年度の二人のノーベル平和賞受賞者が経てきた厳しい体験には、
ガンディーが示した同様の覚悟があった。
肥大するエゴ
巨大な軍事・経済力を背景に国際社会での影響力を拡大させる中国。一方、香港の住民、少数民族を始めとる自国民への締め付けの強化、周辺諸国との衝突など、その振る舞いは懸念を呼んでいる。
文化の存続をかけて
ヒマラヤの秘境ブータンは長らく鎖国状態で、インターネット、
衛星テレビ等のメディアが解禁されたのは2000年だ。それに伴い、文化的グローバリゼーションに対する独自の文化の保持、バランスの問題が顕在化している。
マハトマ・ガンディーと原子爆弾(*日本語)
1945年8月6日、人類史上初めて広島に投下された原子爆弾に
より、世界は圧倒的な暴力による恐怖の支配下に置かれるようになった。一切を破壊する暴力を前に、「非暴力」は未だ有効なのか?新たな課題の前にガンディーは苦悩する。
初登頂より60年以上が経過し、今では、多額のお金を払えば”素人”でも登れる山に変貌した世界最高峰エベレスト。年間600名以上が
登頂する”渋滞の山”だ。安全性、環境の悪化など、様々な問題が浮上
する山の今、そして未来。
70年代、自分たちの生活を支える森の木々を、それに抱きついて
命がけで開発者の手から守ったヒマラヤ山中のインドの女性たち。
その非暴力的抵抗は「チプコ運動」として知られ、その後の世界中の環境保護運動に大きな影響を与えた。
「科学と宗教は対立関係にある」と未だに多くの人間が考えている。
だが、実際、両者は「真理」を違うアプローチで探究しているに過ぎず、
相互の理解と協力が人間社会をより豊かにすると、長年そのことに尽力してきた両分野の権威は語る。
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男性優位のインド社会で、政治のリーダーを目指す
女性たちの希望。
なぜ、チベット人の焼身自殺者は異常なまでに
増え続けるのか?
世界の貧困が増加する
原因はどこにあるのか。有識者が意見を交わす。

ヒマラヤ: 叡智の言葉
Words of the Himalayan Wisdom
ガンジーが夢見た理想のインドは何処に・・・
人間社会を見抜く本質的な視座を提示する。
『In Search of Gandhi:
ガンディーを探して』
”世界を良き場所にしたいなら、
自らがその先駆けとなれ”
マハトマ・ガンディー